シロアリ駆除を業者に依頼しても保証期間中にシロアリが再発生することがあります。

シロアリが保証期間中に再発する原因には、

1、駆除方法に起因する再発

2、薬剤に起因する再発

3、水漏れなどの居住者の過失によるもの

の3つが考えられます。

1つ目の駆除方法に起因する再発ですが、
具体的には、「未処理の場所」や「適切でない処理」によるシロアリの発生原因が挙げられます。
シロアリ業者も様々です。
専門性が高く実績豊富な業者であれば、隙間なくシロアリの侵入を防ぐ処理を行うことや
現代の多様な建物でもシロアリの発生リスクを低くすることができるでしょう。
しかし、専門性が低かったり、経験の少ない業者であるほど、
使用する薬剤やシロアリ生態を理解していなかったりするなど
駆除方法に起因する再発リスクが高くなります。

2つ目の薬剤に起因する再発ですが、
残念ながら、適切な処理を行っていても、シロアリ防除薬剤で100%シロアリを防除できるとは言い切れません。
相手は虫であるため予期できないケースがあり、防除薬剤は環境によっても効力の持続期間が変わるためです。

3つ目ですが、雨漏りや水漏れが原因でシロアリが再発生することがあります。
シロアリ防除薬剤は原液を水で希釈して注入散布しますが、
水漏れをしていると薬剤の成分が流されてしまい効力が低減してしまいます。
せっかく予防施工や駆除施工を行っても、雨漏り、水漏れをしていれば、シロアリが侵入するリスクは高くなります。

雨漏り、水漏れによるシロアリの発生は、居住者の過失によるものですので、施工者は再発保証を行うことができません。
くれぐれも雨漏りや水漏れには注意してください。

保証期間中であっても、
居住者の過失による雨漏りや水漏れが原因でシロアリが再発生した場合には、業者は保証を行いませんが、
駆除方法や薬剤に起因する再発については、無料で駆除を行ってくれます。

但し、中には、その場しのぎで保証書だけ発行して、嫌々な対応や連絡がとれないなど
実際には保証がされなかったケースもあります。

シロアリ業者を選ぶ時には、
施工後の付き合いも見据えて
本当に信頼して任せて良い業者なのか考えて依頼しましょう。