羽アリが発生しているようだとのご相談のお電話を頂きました。

こちらのお客様は、
何日か、玄関で羽が落ちる黒っぽい虫が数匹死んでいるので気になっていたようで、
近所の方と世間話をしていたときにそのことを話すと、シロアリの羽アリかもしれないということを知って、シロアリ業者を探されいました。

そのご近所様宅は、数年前にシロアリが発生しているのが分かって、シロアリ駆除を行ったとのことでしたが、後から床下換気扇など色々な物を勧められてかなり高いお金を払ったということを言っていたそうなので、どこに相談すれば良いのか・・と悩んでいたそうです。

インターネットで色々と調べて数社に電話で問い合わせていたところ、当社へもご連絡を頂きました。

まず羽アリや当社のサービスについて色々とご質問をされたことに対してお答えし、ご不安なことをお聞きした上でアドバイスさせて頂きました。

こちらからも家の中にいた羽アリの特徴をお聞きしたところ、シロアリの羽アリの可能性が考えられました。

但し、玄関で見た羽アリがシロアリだとしても、シロアリの羽アリとは限りません。

何故なら、外から羽アリが飛来してくることも考えられるからです。

原因を特定するには、家の中へシロアリが侵入している道やシロアリの被害がある場所がないかを探す必要があります。

どのような調査を行うのかご説明して、またお電話で色々なお話をお聞きすると、

ご不安も和らいだのか、一度、調査を見積もりをして欲しいとのご依頼を頂き、提携施工店をお伺いさせていただくことになりました。

「しろありの窓口さんは来てくれないの?」と言われましたが、

基本的に、調査と見積もりは、提携施工店がお伺いします。

ただし、当社は提携施工店に丸投げして終わりいうわけではありません。

インターネット上の紹介サイトは、初めの受付だけで業者に取り次ぎ、後は業者丸投げで手数料だけもらうサービスがほとんどですが、

シロアリ防除工事は目に見えない場所でのサービスの提供で、業界には悪質な業者が多くいることもあります。

そこで、しろありの窓口は、工事の金額が妥当なのか、工事の必要性があるのかを、シロアリ工事に関する知識と経験があるスタッフが第三者の立場から判断しています。

また、こちらのお客様のご近所様宅にあったような、後で色々な物を売られて高いお金を支払って後悔したということがないように、提携施工店には追加販売を禁止しています。

このように、しろありの窓口では、地域の皆さんが安心してシロアリ対策を行えるための努力をしています。

さて、こちらのお客様宅のシロアリ調査に戻ります。

黒羽アリの床下蟻道

当日、行われた床下調査では、蟻道形成によるシロアリの侵入が確認されました。
写真の茶色い土でできたような線は蟻道(ギドウ)と呼ばれ、トンネル状になっていてシロアリがこの中を行き来しています。

黒羽蟻の床下蟻道
蟻道を崩すと中はこのように空洞になっています。

黒羽アリの兵蟻
蟻道から兵蟻(ヘイギ)と呼ばれる、外敵から仲間のシロアリを守る役割のシロアリが出てきました。
シロアリにも種類があるのですが、兵蟻の頭の形でシロアリの種類を判別することができます。
このシロアリはヤマトシロアリです。

また、お客様も黒い羽アリだったとおっしゃられていましたが、
黒いシロアリの羽アリはヤマトシロアリです。

このように、当社は、提携施工店から調査時の写真を送ってもらい報告してもらいます。

提携施工店の見積もりの金額も想定内だったようで、その場で工事を依頼をされていました。

当社も後から、ご納得されたうえでの依頼なのかを確認するために、お電話をさせて頂きましたが、

「来てくれた人が信頼できそうだったので依頼をした」とおっしゃられていました。

ご自分で羽アリがシロアリかどうかを見分けるにはこちらをご参考になってください。

しろありの窓口について