田辺市では、春になると黒っぽいヤマトシロアリの羽アリが、梅雨になると、茶色いイエシロアリの羽アリが発生します。
シロアリは警戒心が強く、普段は人前に現れませんが、
一年のうちの巣別れを行う羽アリの時期にだけ、人前に飛んできます。
そのため、羽アリの発生によって、シロアリ被害に気付く方がほとんどです。
「シロアリ駆除」には、あまりいいイメージをお持ちでない方も多おられます。
中には、毎年羽アリが家の中で大量に発生していても業者に相談できない方もおられます。
残念なことに、床下という空間は分かりにくいため、一部の悪質な業者によってトラブルが多くみられたからです。
このような背景から、しろありの窓口では、和歌山県田辺市でシロアリ駆除でお困りの方の無料電話相談を行っています。
ここからは、和歌山県田辺市にお住まいの方に向けたシロアリ駆除の情報を紹介します。
田辺市のシロアリ駆除
シロアリは木材を食べて生活をしています。
自然界では、枯れ木や倒木、落ち葉などの植物遺体を餌にしており、森の中では物資循環のために重要な役割を担っている生き物です。
しかし、シロアリには、家の柱と枯れ木と倒木の違いはわかりません。
したがって、私たち人間は、家を建てたら、シロアリが誤って家を餌場としてしまわないように、
シロアリ対策を行う必要があります。
ほとんどの場合で、新築時には、ハウスビルダーの提携施工店がシロアリ防除施工を行っていますが、シロアリの薬剤の効力が切れると、シロアリが建物に侵入してくることができます。
今の薬剤の効力は5年を目安に作られていますので、シロアリから建物を護るためには5年ごとにシロアリ予防施工を行うことが一番効果的です。
皆さんがお住まいの田辺市ではどのようなシロアリ被害があり、
もし、自分の家がシロアリ被害に遭うとどのような影響があるのでしょうか。
シロアリの基礎知識と実際にあったシロアリ調査の例をあげて説明します。
田辺市のシロアリ被害について
上の写真のように、シロアリは、柱、土台、根太などを食べますので、被害を放置しておけば、建物を支える部位が空洞化して強度がなくなってしまうため、
床がきしんだり、戸の閉まりが悪くなったり、床が落ちてしまうこともあります。
シロアリ被害が進行すると、
「建物の強度低下」
「資産価値の減損」
「修復費の加算」
「羽アリ大量発生による近隣とのトラブル」
の4つに影響を及ぼすことがあります。
参考:納得!シロアリ駆除と予防対策の必要性
シロアリ被害に遭わないためにも、シロアリ被害に関する正しい知識を持ち、
また、シロアリ被害に遭ったなら、早期に対策を行えるように、業者選びについて知っておきましょう。
参考:シロアリ業者の選び方の注意点とアドバイス
田辺市に生息するシロアリ
現在、日本には22種類のシロアリが確認されており、建物に被害を及ぼす家屋害虫とされているシロアリは4種類です。
和歌山県田辺市には、ヤマトシロアリとイエシロアリの被害がみられる地域です。
ヤマトシロアリは、数万匹程度のコロニーで生活しており、数十匹程度のコロニーから巣を再生させる能力があります。
比較的湿度の高い環境を好み営巣し、主には床下での被害がみられます。
イエシロアリは、数十万匹以上のコロニーで生活し、固定の巣から蟻道を伸ばし建物を行き来しており、
蟻道の長さは100メートルとも言われ、広い範囲で活動をします。
イエシロアリは床下だけでなく、天井裏の梁なども食害していくため、
シロアリ被害を放置しておくと家全体に被害が及ぶことがあります。
イエシロアリは食害スピードが速く被害範囲も広くなるため、特に注意が必要なシロアリです.
このように、シロアリの種類が違えば、シロアリ被害の特徴も違い、駆除の方法も変わります。
田辺市の羽アリ
田辺市では、4月~5月に黒っぽいヤマトシロアリの羽アリが飛び立ちます。
また、5月下旬頃から7月の梅雨明け頃までの夜間には、茶色いイエシロアリの羽アリが飛び立ちます。
羽アリは、何故飛ぶのかというと、
シロアリはある一定の数の規模に成長すると、
一部のシロアリは別の場所で新しい巣を作ろうとし、羽を生やして飛び立ちます。
つまり、羽アリが飛び立つのは、「巣別れ」の現象です。
飛び立って陸に降りた後は、オスメスがカップルになって、巣に適した場所を探します。
その後は、一年中生殖活動に専念し、新しい家族を築きます。
家の中から羽アリが大量に発生している場合は、
シロアリによる被害が原因と考えられます。
シロアリ被害が原因と場合、殺虫スプレーでの駆除は逆効果となってしまいますので、
専門の業者に相談をしましょう。
しろありの窓口とは?
シロアリ調査事例
次は、実際のシロアリ調査の例を紹介します。
専門業者にシロアリ調査を依頼した場合の流れや
シロアリ被害とはどんなものなのかが分かるかと思います。
茶色い羽アリの発生を放置⇒シロアリ被害が家全体に
I様は長い間、梅雨になると羽アリが室内に大量発生していたそうです。
ご自分でバルサンなどを焚くなどの方法で駆除を試みたそうですが、
羽アリが止まらず相談されてこられました。
長年放置されていた分、床下ではあらゆるところに発達したシロアリの通り道がみられました。
シロアリの被害が家全体に拡がっていると思われます。
シロアリ調査に訪問すると、まず羽アリが発生していた脱衣場を案内して頂きました。
浴室入口の木枠には羽アリが出てきたと思われる蟻害跡がみられます。
シロアリは地中から通り道を作って家に侵入してくることがほとんどですので、
シロアリ調査では、床下を調査します。
床下へは、和室か床下収納庫から入れます。
I様邸の床下へはキッチンの床下収納庫から進入しました。
キッチンから床下に入ると、早速シロアリの蟻道(シロアリの通り道)を見つけました。
キッチンの冷蔵庫が置いてある真下です。
シロアリが地中から土や糞を盛って、トンネル状の通り道を作り、
家と巣を行き来しているのです。
蟻道が湿っており活発な蟻道です。
兵蟻が出てきています。
冷蔵庫下の蟻道から土台に沿って通り道ができているのが分かります。
この写真では分かりませんが、イエシロアリは横だけでなく、柱に沿って天井裏に道を作ることができます。
リビングの下に蟻道がありました。
リビング下の束柱から大引きを伝って、廊下側へと蟻道を広げています。
I様邸は複数個所にシロアリの侵入経路がみられますが、
このように、1カ所でもシロアリの侵入を許すと、
至る所に道を作って被害を広げてしまうことがわかります。
大引きを下から撮影すると、蟻道や蟻土がみられます。
洗面所からもシロアリの通り道が・・
脱衣場にもシロアリの通り道が・・・
浴室入口の木枠から羽アリが大量発生している原因は
脱衣場からの蟻道が疑われます。
玄関からもシロアリが侵入していました。
普通の人の腕よりも太めの蟻道です。
シロアリ被害を放置しておくと、このように、シロアリにとって格好の餌場となり、家全体に被害が及んでしまうことがあります。
シロアリの発生に気付いたら、羽アリが発生したら、早期に専門の業者に相談をして対策を行いましょう。
尚、しろありの窓口では、専門家による無料電話相談を実施しており、
シロアリ駆除を必要としている方が安心してシロアリ業者に相談きるよう
「お断り代行制度」を設けております。
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