福岡県はシロアリ被害が多い地域でシロアリ駆除業者も多く存在します。
シロアリ業者には規模や専門性などを含めて様々な業者がいます。
そして、業者によって料金、見積もりの内容も様々です。
この記事では福岡県のシロアリ駆除費用の相場について説明しています。
この記事を読むことで
シロアリ駆除の料金相場についてだけでなく、
何故、シロアリ業者によってこんなに料金が違うのかがわかります。
その理由が分かると、間違えた業者を選ばないで済みます。
福岡県のシロアリ駆除業者の費用相場と料金の違いの理由について知り、シロアリ駆除業者選びにお役立てください。

福岡のシロアリ駆除費用の相場
福岡県のシロアリ駆除の料金で妥当な金額は、予防工事で平米1,600円~2,500円くらいです。
安いところでは平米1,200円でやっているところもあります。もしも、シロアリが発生している場合、予防施工よりも平米単価は高くなります。ヤマトシロアリ駆除では家の広さや被害の程度にもよりますが、平米1,800円~3,000円くらいでしょう。
シロアリ駆除を業者に依頼する場合には、料金だけで業者を決めることは絶対にやってはいけないことなのですが、費用の相場としては頭にいれておいてください。この費用相場よりも極端に高い業者や極端に安い業者には注意してください。その理由については後ほど出てきます。
ところで、この平米あたりの相場には結構な幅があると思いませんか?
次は、この費用相場に何故幅があるのかについてご説明します。
シロアリ駆除の費用相場に幅がある理由
誰もが気になるシロアリ駆除費用ですが、
福岡県に限らずに全国的にもシロアリ駆除の費用の相場には幅があります。
シロアリ駆除の費用相場に幅がある理由の一つに、「業者の規模」が関係します。
例えば、自宅兼事務所で一人でやっている業者よりも、社員を沢山抱えている会社の方がお給料を沢山支払わなければいけませんので相応な利益が必要となります。
また、関東や関西などの都心で土地の値段が高い地域では、郊外と比べると平均的な施工面積も狭くなりますが、家が小さくても大きくても施工には最低限の人件費はかかりますので、一坪辺りの単価は高くなってしまいます。さらに、ヤマトシロアリしか生息しない地域とヤマトシロアリの他にイエシロアリが生息する地域の両者では平均的な駆除料金は全く異なります。
つまり、全国的な費用相場を考えると、地域的な要素が大きく関係します。
このように、
シロアリ業者の立場からすると、保証期間中のお客様の家、従業員の生活を守るためにも、会社を存続させるために利益を確保する必要があり、会社によって料金設定を調整しなければいけません。

福岡県のシロアリ駆除費用の相場に幅がある理由について、もう少し詳しく説明しましょう。
シロアリ駆除の料金には、建物の構造や被害範囲や程度など物件ごとに変わる費用要素もありますが、
前述のとおり、常に料金相場の幅に影響を与える要素に業者の規模が関係してきます。
何故なら、会社の規模が大きくなると、業務が円滑に行われるために事務員や管理者など現場の作業員以外にも必要な経費が必要になるからです。
例えば、一人で自宅を事務所にしている個人事業主と
立派な社屋を持っていてテレビCMをやっているような上場企業では運営に必要な費用が全く異なります。
また、ハウスメーカーや紹介元への中間マージンも料金相場に幅がある主な理由です。
中間マージンについては、賛否の考え方がありますが、価値のある場合と全く価値のない場合があります。
例えば、信頼できるハウスメーカー経由での依頼であった場合は、もしもシロアリ業者とトラブルがあった場合に仲裁に入って解決をしてくれます。また、施工店の倒産でアフターが受けれなくなった場合には解決に向かって対策を行ってくれるはずです。特に分かりにくいシロアリ駆除という業界では、大手住宅メーカーと継続的に取引がある業者は、簡単に業者を選ぶ時の判断基準にもなります。このように信頼できるハウスメーカーであれば安心する為に価値ある費用を支払っていると言えます。
反対に、無駄な中間マージンを支払っているケースもあります。例えば、紹介元が施主や業者との関わりが薄く、シロアリ業者と何かあった時にも対応してくれないケースです。最近は、シロアリ業者からの手数料を目的とし、WEB上で格安な料金広告で集客と受付を行い、シロアリ業者に取り次ぐだけの仲介業者が溢れています。しかし、シロアリ業者側からすると無理な料金設定の上に高い手数料を紹介元に支払うため、業務や財務の健全性については不明です。紹介元の仲介サイトに手数料は支払われますが、仲介サイトは施工業者の業務の妥当性・健全性については一切責任を負いません。

シロアリ駆除は業者との長い付き合い
よく当サイトに、ハウスメーカーから見積もりをもらったけど、金額は妥当なのかとの問い合わせがあります。
ネット上には安い業者も沢山ありますが、工事が妥当なのか、本当に保証をしてくれるのかなどを自分で判断することが必要になります。
自分で工事などの妥当性を判断できない方へは、シロアリに関しては、大手のハウスメーカーさんで依頼されることをお勧めしています。
シロアリ業者の見積もりの例
シロアリ駆除業者の見積もりの出し方も様々です。
平米当たりの単価が安くても、付帯する工事で結局は高くなってしまう場合もあります。
A社 見積 | 平米 | 単価 | 金額 |
ヤマトシロアリ駆除 | 66平米 | 1,500円 | 99,000円 |
浴室処理 | 一式 | 30,000円 | |
玄関土間注入処理 | 一式 | 25,000円 | |
勝手口土間穿孔注入処理 | 一式 | 5,000円 | |
ハツリ | 1か所 | 5,000円 | |
合計 | 169,000円 |
B社 見積 | 坪数 | 単価 | 金額 |
ヤマトシロアリ駆除 | 66平米 | 2,000円 | 132,000円 |
A社の方が単価は安いのですが、B社の方が3万7千円も安くなっています。
業者によっては平米単価とは別に土間処理やハツリ作業の料金が必要となる場合があります。
また、B社は結果的に安くなっていますが、工事の内容に土間処理が含まれているのかを確認する必要があります。専門業者が5年保証の施工を行う場合には、土間処理は必ず行いますが、専門でない業者では土間処理を行わない業者もいます。
シロアリ駆除は、数社見積もりをとって、金額と工事の内容を確認しましょう。
料金だけで決めるのは危険
極端に料金が高い業者には注意するはずですが、極端に料金が安い業者にも注意しなければいけません。

シロアリ業者を決める時には次の3つの点に注意することをお勧めします。
シロアリ駆除業者に必要な3つの要素

シロアリ駆除の技術力
シロアリ駆除には国の許認可は必要ありませんので、誰でも行うことができます。専門でなかったり、経験の少ない業者による再発事故もみられます。よくWEB上に「シロアリ対策協会の指定工法」というキャッチコピーで安心を謳っている仲介業者の広告が見られますが、工法や資格でシロアリ駆除ができる訳ではありません。
保証の実現性
一般的にシロアリ防除施工は5年保証を行いますが、5年保証書も、5年の間に工事を任せた会社が廃業すればただの紙切れになります。
インターネットには安い料金で5年保証でお得ですよとPRしている仲介業者やそれらの宣伝代行業者による広告が目立ちます。
しかし、このような激安広告には注意が必要です。というのは、仲介業者に情報サイトに加盟しているシロアリ業者は激安料金の中から仲介業者へ高額な手数料を支払います。契約代金の3割~4割が多く、現実的にシロアリ業者からすると採算をとるのが難しいのです。採算のとれない仕事ばかりだと業者は存続することができません。
例えば、「東証上場で万全のサポート」という仲介業者の広告もありますが、最初の受付だけです。もしも工事の後にシロアリが発生しても、紹介された業者が廃業していれば、また新たにお金を費やして駆除を行わなければいけません。
何故、こんなに料金が安いのか、5年を総じてみて運営できる料金なのかがポイントです。
社会性のある会社であること
過去に「次々販売」が社会的な問題になりました。
残念なことに、定期点検と称して、調査員に販売ノルマを課し商品を売ることを前提としている業者もいます。
社会性のある会社の体質であることは重要な点です。
まとめ
シロアリ駆除の料金には幅があります。
その理由には様々な要素がありますが、
シロアリ駆除は料金だけで判断するのではなく、
最も重要である
・確実に「シロアリを駆除・予防をするための技術があるか」ということ
・「本当に保証を行ってくれるのか」ということ
・「顧客や地域への影響を考えている会社であるか」ということ
この3つに注意して業者を選ぶことが大切です。
